もし、以下のようなサインがあれば顎関節症かもしれません。
まずはご自身でチェックしてみるのはいかがでしょうか?
あごが鳴る、口が大きく開かない、あごが痛む・・・。
そういった症状は顎関節症(がくかんせつしょう)です。
治療をしないでも治る場合もありますが、治療をしなかったために慢性化してしまう場合もあります。
悪化した場合、口が開かない・顎に痛みやしびれがある・噛むと痛い・などの症状が起こり、日常生活にも支障をきたします。また、顎関節症が原因で肩こりや頭痛・食欲不振など、全身の症状も出てくる場合も少なくありません。
古川歯科クリニックには、噛み合わせや顎関節症の治療専用で使用するニューロマスキュラーセンターという診療室がございます。
古川歯科では、噛み合わせや顎関節症の検査に、最新のコンピューターテクノロジーを使って、筋肉の働き、顎の動き、正しい顎の位置を正確に測定することができる機械(K7エバリューションシステムEX Black)を使用しています。
ニューロマスキュラーセンターとは、K7エバリューションシステムEXBlackでの測定をより効果的に行うための設備で、患者様がリラックスした状態で検査をうけて頂けるように完全個室となっております。
59歳の女性の患者様です。
3〜4年前から口があまり開かない、開くときに右の関節部が痛むということでした。
また首や肩の凝りがひどく左の腰痛があるということでした。
口の正面の写真です。
上下の中心の位置が少しズレています。
上顎の歯です。
前歯の先の方が異常に擦り減っています。
下顎の歯です。
同様に擦り減りや欠けがあるようです。
レントゲン写真では奥歯の方が随分と倒れています。
右のMRIの画像では関節円板がズレていて、口の開閉をしても正常な位置に戻らないようです。
左のMRI画像では関節円板は正常でした。
K7エバエバリューションシステムにより、筋肉の状態や顎の動きを調べます。安静時の筋電図ですが、左右咬筋の数値がやや高いようです。
クレンチテストでは関節痛の為かやや低めすが、左右差はありません。
下顎の限界運動路ですが特に問題はないようです。
急速開閉口運動では、開閉口のそれぞれ終末相でスピードの減少がみられ、正面観では左右の顎関節の動きに差があります。
マイオモニターによって、筋のリラキセーションを行いました。
生理的な顎の位置を調べるとやや前方位である事がわかりました。
先補の前方位「オーソシス」とよばれる、顎位置の矯正装置を下顎に装着したところです。
それを口の中で上から見たところです。
3ヶ月後に一回調整をして、更に4ヶ月後再評価をしました。そのときの筋電図ですが、筋肉の状態は良好です。
顎の開閉口もスムーズになってきました。
顎位置も生理的な位置で落ち着いてきました。
最初に訴えていた、痛みや諸症状がなくなるか軽減されていました。
患者様は大変喜ばれています。
K7エバリュエーションシステムという顎機能診断装置を使った顎関節治療は、自費診療ですので健康保険が適用されません。
自費診療を受けられる方はこちらのページもご覧ください。
医療法人 古川歯科クリニック TEL 093-475-2388 一般歯科・小児歯科・矯正歯科・審美歯科・インプラント・歯科口腔外科 等 |
審美歯科治療は自費診療ですので、健康保険が適用されません。
自費診療を受けられる方はこちらのページもご覧ください。